社会の仕組みを学ぶ体験型の金融経済教育「Beta Investors+」

■ Beta Investors+ とは?

Beta Investors+ は、「投資」という実社会に直結した意思決定の体験を通じて、経済・企業・社会の仕組みを深く理解する体験型の金融経済教育プログラムです。

私たちは、金融経済教育において、次の3つを大切にしています:

  • 社会の仕組み(経済・企業)を学ぶこと
  • コミュニティベースで多様なものの見方を学ぶ
  • 体験・経験を通じて学ぶ(シミュレーションやハンズオンなど)

■ プログラム構成

Beta Investors+では、この想いを形にするために、次の2つの柱を中心にプログラムを構成しています:

  • Beta Investorsアプリによる投資シミュレーション
  • 株式調査ワークショップ(シミュレーションで関心を持った企業を対象に実施)

① 投資シミュレーション(Beta Investorsアプリ使用)
「タイムマシントレード」で歴史と経済を体感
参加者は、まず当時の経済状況や主要な経済フレームワーク(金融政策、財政政策など)を学びます。

その後、「タイムマシントレード」でその時代へタイムスリップし、「当時の金融市場で、どの企業に投資するか?」という問いに挑みます。

  • 実際の株価や決算発表・経済イベントなどに基づく投資体験
  • 歴史的な経済の構造を、自らの意思決定を通じて理解
  • 他者の判断との比較・振り返りにより、自身の価値観を可視化

主な学習目標:
時代背景と経済のつながり、判断力、リスクとリターンの認識

② 株式調査ワークショップ
シミュレーションを通じて興味を持った企業の「今と未来」を読み解く実践型分析
上場企業の決算情報などをもとに、参加者が企業価値を分析し、仮説を立て、グループで発表します。

シミュレーションを通じて興味を持った企業の利益予想に取り組みます。

調査結果の発表・ディスカッション

主な学習目標:
論理的思考、情報の取捨選択、伝える力とチームワーク

 

■ こんな場面で活用されています

高校・中学校での公共・政治経済・英語科の教科学習や総合的な学習の時間など

 

■ 先生方のコメント

灘高等学校 公民科教諭 池田拓也先生

この金融経済学習の特徴は「過去の環境における投資を疑似体験できること」です。その体験を通じて、マクロ、ミクロ様々なニュースが複雑に絡みながら株価が決まり、その中で「自分自身の判断基準が問われること」を学べます。単なる「投資教育」にとどまらない工夫がされていて、学習を通じて「社会を見る楽しさ」に気づき、様々なニュースの解像度が上がります。また、それは自分自身の 「生き方」を考えるところにまでつながっていくように感じます。

早稲田大阪高等学校 早稲田コース長 米田謙三先生

経産省のEdTechイノベーター支援プログラムにおいて、採択企業のプレゼン発表でBeta Investorsの金融教育プログラムを知り、教科横断型の金融教育で「これだ!」と思い、導入しました。日本・台湾・ニュージーランドの3カ国をリアリタイムで繋ぎ、当時の時代背景・経済状況を説明してもらった上で、財務指標や決算発表を見ながら、投資シミュレーションを体験。その際の学びを、国を超えて生徒達が共有する日本初の試みを実施しています。生徒達には国際的かつ多様な視点を学んでほしいと思っています。各国の生徒からも熱意が伝わってきます。日本の生徒達も是非もっと投資を学びたいと声を上げてくれており、今回の国際的な授業に加えてベータインテグラルと何か一緒にできないか考えています。また、一部の生徒は、今回の授業を機に、ご両親と相談の上、未成年口座を開けて投資をすることを考えているようです。

 

■ ご関心いただけましたら

経済・企業・社会の仕組みを深く理解する体験型の金融経済教育プログラム「Beta Investors+」へご関心いただけましたら、是非、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。